夜が明けるのが日ごと早くなり

陽が落ちるのが長くなり

それは春の予感


生活の微々たるところで
当たり前のことで

生きていると実感する日々


突然感じた違和感

それは何かの前兆であると


歯が抜ける夢をみたとき

黒猫が目の前を横切ったとき

自然と身構えるもの


しどけない顔で生きていても

突然、抗えない局面に出くわすものであり


15年という長い時間を二人三脚で歩んできて

そのパートナーが病と向き合うことになった今

苦渋の決断をしたという話


それは開店した時から決まっていたかの如く

身悶えることなくクローズまでの道を進み

最後の一本を売り切るまで

ウェストポイントで商いをさせていただく所存


徹夜上等の母の日はおろか

三月の声を聞くまえから始まる花屋の春商戦前に

我々はフローリストナイフを置かせていただく次第


花屋っぽくないこのブログもそろそろ最終回

詳しくはまた後日



今は皆さまに


パートナーの回復を祈り


応援していただくことが


切なる願いです



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